キウイフルーツ|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

漿果類3/11

世界樹の書庫 くだもの図鑑

キウイフルーツ

キウイフルーツ(Kiwifruit)の姿と断面

中国原産で、ニュージーランドで改良された果物。ビタミンCが豊富で、タンパク質分解酵素アクチニジンを含みます。追熟して食べるのが基本です。

キウイフルーツの基本データ

分類マタタビ科 マタタビ属 (漿果類)
学名Actinidia spp.
英名Kiwifruit
原産地中国(長江流域の山地)
糖度の目安13〜18度(高め)
酸度の目安0.8〜1.5%(しっかり)
12月・1月・2月
主な産地愛媛・福岡・和歌山(輸入はニュージーランド)

生のままゼラチンのゼリーに入れると、酵素の働きで固まりにくくなる。

キウイフルーツの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産) 斜線=輸入品が出回る時期

キウイフルーツがもっともおいしい時期は12月・1月・2月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

キウイフルーツの歴史と名前の由来

中国では「獼猴桃(サルが好む桃)」と呼ばれる野生の果物でした。1904年にニュージーランドへ種子が持ち込まれ、改良された「ヘイワード」などが輸出品として成功します。当初は「チャイニーズ・グーズベリー」と呼ばれていましたが、1959年頃に国鳥キウイにちなむ現在の名前が付けられました。日本では1970年代に、みかんからの転作作物として栽培が広がりました。

キウイフルーツの主な産地

国内は愛媛県が約2割強で最多、福岡・和歌山・神奈川・静岡が続きます。世界では中国が最大で、ニュージーランド、イタリア、ギリシャ、イランが続き、輸入品のほとんどはニュージーランド産です。

キウイフルーツの品種(5品種)

キウイフルーツには多くの品種があります。交配親・糖度・酸味・旬を一覧にまとめました。

品種交配親糖度酸味特徴
ヘイワード
へいわーど
14〜16度 しっかり 11〜5月 グリーンキウイの代表品種で、世界の生産の中心です。甘酸っぱくさわやかな味で、日持ちがよいのも特徴。選抜した園芸家の名前が付けられました。
サンゴールド
さんごーるど
16〜18度 少ない 4〜10月 「ゼスプリ・サンゴールドキウイ」として販売される黄色いキウイ。酸味が少なく甘みが強く、ビタミンCも豊富です。
レインボーレッド
れいんぼーれっど
17〜20度 ごく少ない 10〜11月 果肉の中心が赤く色づく国産品種。酸味が少なく糖度が非常に高く、早い時期から出回ります。
香緑
こうりょく
ヘイワードの実生 16〜19度 ほどよい 12〜3月 細長い俵形で、果肉の緑色が濃いのが特徴。糖度が高く、甘みと酸味のバランスがよい香川県のオリジナル品種です。
さぬきゴールド
さぬきごーるど
17〜20度 少ない 10〜12月 一般的なキウイの約2倍になる大玉の黄色いキウイ。糖度が高く、甘みが濃厚です。

おいしいキウイフルーツの選び方

うぶ毛がきれいで傷がないもの。耳たぶくらいの柔らかさが食べ頃。

キウイフルーツの保存方法

硬いものはりんごと一緒にポリ袋に入れて常温で追熟。熟したら冷蔵。

キウイフルーツの主な栄養成分

ビタミンC食物繊維アクチニジン(酵素)

キウイフルーツの各国語の名前

kiwi(仏・独・伊・西)・Chinese gooseberry(英、旧名)・猕猴桃(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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