かりん(花梨)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

仁果類1/6

世界樹の書庫 くだもの図鑑

かりん

かりん(Chinese quince)の姿と断面

果肉が非常に硬く渋みが強いため生食には向かず、はちみつ漬けやシロップ漬け、果実酒、のど飴に加工されます。熟した実は部屋に置いておくだけで、甘く強い香りが広がります。

かりんの基本データ

分類バラ科 カリン属 (仁果類)
学名Pseudocydonia sinensis
英名Chinese quince
原産地中国(湖北省・浙江省など)
糖度の目安目安なし
酸度の目安目安なし
10月・11月
主な産地長野・山形・香川など

生食はできません。糖度・酸度は一般的な目安がないため表示していません。長野県諏訪地方では、近縁のマルメロを「かりん」と呼ぶ習慣があります。

かりんの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

かりんがもっともおいしい時期は10月・11月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

かりんの歴史と名前の由来

中国原産で、日本には平安時代以前に伝わったとされます。古くから咳止めの民間薬として利用され、現在もかりんエキス入りののど飴が作られています。木は硬く美しいため床柱などにも使われますが、高級家具材の「花梨材」はマメ科の別の木です。

かりんの主な産地

長野・山形・香川などで少量が作られ、庭木として全国に植えられています。

かりんの主な品種

  • 在来種 各地の庭木として植えられているもの
  • 大実系 加工用に栽培される大きな実の系統

おいしいかりんの選び方

黄色く色づき、香りが強いもの。表面のべたつきは熟したしるし。

かりんの保存方法

常温で香りを楽しみ、傷む前に加工する。

かりんの主な栄養成分

ポリフェノールビタミンC食物繊維

かりんの各国語の名前

coing de Chine(仏)・Chinesische Quitte(独)・木瓜/榠楂(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

タイトルとURLをコピーしました