すいか(西瓜)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

果実的野菜2/3

世界樹の書庫 くだもの図鑑

すいか

すいか(Watermelon)の姿と断面

果実の約9割が水分で、農林水産省の分類では「野菜(果実的野菜)」です。糖度は中心部が最も高く、皮に近づくほど低くなります。

すいかの基本データ

分類ウリ科 スイカ属 (果実的野菜)
学名Citrullus lanatus
英名Watermelon
原産地アフリカ
糖度の目安11〜13度(ふつう)
酸度の目安0.05〜0.1%(ごく穏やか)
7月・8月
主な産地熊本・千葉・山形

すいかの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

すいかがもっともおいしい時期は7月・8月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

すいかの歴史と名前の由来

アフリカの乾燥地帯で水分補給の手段として利用されてきた果実で、古代エジプトの壁画にも描かれています。「西瓜」の名は、中国の西方(西域)から伝わった瓜という意味です。日本には室町時代以降に中国から伝わり、江戸時代に広まりました。明治以降にアメリカの品種が導入され、奈良県の「大和」、千葉県の「都」などの系統から、現在の縞模様の大玉スイカが生まれました。

すいかの主な産地

熊本県が約15%で最多、千葉・山形・鳥取・新潟が続きます。世界では中国が約6割を占め、トルコ、インド、ブラジルなどが続きます。

すいかの品種(5品種)

すいかには多くの品種があります。交配親・糖度・酸味・旬を一覧にまとめました。

品種交配親糖度酸味特徴
縞王
しまおう
11〜13度 ごく少ない 6〜8月 大玉スイカの代表的な品種で、シャリ感が強く甘みがあります。改良系統の「縞王マックス」なども広く作られています。
祭ばやし
まつりばやし
11〜13度 ごく少ない 5〜7月 糖度が高く、果肉がしっかりした大玉スイカ。シリーズで多くの系統があり、全国で栽培されています。
でんすけすいか
でんすけすいか
11〜13度 ごく少ない 7〜8月 縞のない真っ黒な果皮が特徴の、北海道当麻町のブランドスイカ。シャリ感が強く甘みがあり、初競りで高値がつくことで知られます。
黒部すいか(入善ジャンボ西瓜)
くろべすいか
アメリカ品種「ラットルスネーク」の系統 10〜12度 ごく少ない 7〜8月 1個15〜20kgにもなる長楕円形の巨大スイカ。富山県入善町の特産で、主に贈答用として出荷されます。
ひとりじめ(小玉スイカ)
ひとりじめ
12〜13度 ごく少ない 5〜8月 冷蔵庫に丸ごと入る小玉スイカの人気品種。皮が薄く、果肉のぎりぎりまで甘いのが特徴です。

おいしいすいかの選び方

縞模様がくっきりしていて、叩くと澄んだ音がするもの。カットなら種が黒く果肉の色が濃いもの。

すいかの保存方法

丸ごとなら冷暗所へ。カット後はラップをして冷蔵し早めに。

すいかの主な栄養成分

カリウムリコピンシトルリン

すいかの各国語の名前

pastèque(仏)・Wassermelone(独)・anguria(伊)・sandía(西)・西瓜(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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