ネクタリン(油桃)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

核果類6/8

世界樹の書庫 くだもの図鑑

ネクタリン

ネクタリン(Nectarine)の姿と断面

桃の変種で、皮に産毛がなくツルッとしています。桃より酸味がはっきりしていて、甘酸っぱい味わい。和名は「ズバイモモ(油桃)」。

ネクタリンの基本データ

分類バラ科 サクラ属 (核果類)
学名Prunus persica var. nucipersica
英名Nectarine
原産地中国(桃の変異)
糖度の目安12〜15度(ふつう)
酸度の目安0.4〜0.8%(穏やか)
8月
主な産地長野・福島・山形

ネクタリンの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

ネクタリンがもっともおいしい時期は8月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

ネクタリンの歴史と名前の由来

桃の枝変わり・突然変異として産毛のない果実が生まれたもので、ヨーロッパでは古くから知られていました。和名の「ズバイモモ」は、ツバキの実に似ていることに由来するといわれます。日本での本格的な栽培は1965年頃からで、長野県を中心に「秀峰」(1961年に長野で発見)やアメリカ生まれの「ファンタジア」などが作られています。

ネクタリンの主な産地

長野県が国内の大半を占め、福島・山形・青森などでも栽培されます。世界では桃とまとめて集計され、中国・スペイン・イタリアなどが主産地です。

ネクタリンの品種(2品種)

ネクタリンには多くの品種があります。交配親・糖度・酸味・旬を一覧にまとめました。

品種交配親糖度酸味特徴
ファンタジア
ふぁんたじあ
13〜15度 しっかり 8月 大玉の黄肉ネクタリンで、日本でも多く栽培される晩生品種。甘みと酸味がともにしっかりした濃い味わいです。
秀峰
しゅうほう
偶発実生 13〜15度 ほどよい 8月 長野県で見つかった大玉の品種。果肉は黄色で、日持ちがよく裂果しにくいのが特徴です。

おいしいネクタリンの選び方

皮にツヤがあり色ムラが少なく、ほどよい弾力があるもの。

ネクタリンの保存方法

硬ければ常温で追熟し、柔らかくなったら冷蔵。

ネクタリンの主な栄養成分

カリウムビタミンCβ-カロテン

ネクタリンの各国語の名前

brugnon(仏)・Nektarine(独)・pesca noce(伊)・nectarina(西)・油桃(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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