すもも(李)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

核果類4/8

世界樹の書庫 くだもの図鑑

すもも

すもも(Japanese plum)の姿と断面

プラムとも呼ばれる中国原産の果物。皮に酸味、果肉に甘みがあり、熟すほど甘さが増します。表面の白い粉(ブルーム)は鮮度の証。

すももの基本データ

分類バラ科 サクラ属 (核果類)
学名Prunus salicina
英名Japanese plum
原産地中国(長江流域)
糖度の目安12〜18度(高め)
酸度の目安0.8〜1.5%(しっかり)
7月
主な産地山梨・長野・和歌山

すももの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

すももがもっともおいしい時期は7月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

すももの歴史と名前の由来

日本すももは中国原産で、日本にも古くから伝わり『万葉集』にも「李」の花が詠まれています。明治時代にアメリカへ渡った日本すももを、育種家ルーサー・バーバンクらが改良して「サンタローザ」などが生まれました。これらが大正時代に日本へ逆輸入され、「ソルダム」「ビューティ」とともに現在の日本のプラムの基礎になっています。

すももの主な産地

山梨県が約3割を占め、長野・和歌山・山形が続きます。世界ではプラム類全体として中国が最大で、ルーマニア、セルビア、チリなどが続きます。

すももの品種(5品種)

すももには多くの品種があります。交配親・糖度・酸味・旬を一覧にまとめました。

品種交配親糖度酸味特徴
大石早生
おおいしわせ
フォーモサの実生 10〜13度 しっかり 6〜7月 6月下旬から出回る早生の代表品種で、国内で最も多く作られるすもも。果肉は黄色く、甘酸っぱさがさわやかです。
ソルダム
そるだむ
12〜15度 ほどよい 7月 果皮は緑がかっているのに、切ると果肉が真っ赤なのが特徴。甘みと酸味のバランスがよく、果汁たっぷりです。
貴陽
きよう
太陽の自然交雑実生 18〜20度 少ない 7月 すももの中でも特に大玉で糖度が高い高級品種。「世界一重いすもも」としてギネス世界記録に認定されたこともあります。
太陽
たいよう
偶発実生 15〜18度 少ない 8〜9月 晩生の大玉品種で、甘みが強く酸味が少ないのが特徴。日持ちがよく、8月から9月に出回ります。
サンタローザ
さんたろーざ
12〜14度 ほどよい 7月 日本すももをもとにアメリカで生まれた品種で、大正時代に日本へ導入されました。香りがよく、甘酸のバランスのとれた味わいです。

おいしいすももの選び方

ブルーム(白い粉)がついていて、色が濃くふっくらしたもの。

すももの保存方法

硬ければ常温で追熟。熟したらポリ袋に入れて冷蔵。

すももの主な栄養成分

カリウム食物繊維

すももの各国語の名前

prune(仏)・Pflaume(独)・susina(伊)・ciruela(西)・李(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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