マンゴー|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

熱帯果実14/17

世界樹の書庫 くだもの図鑑

マンゴー

マンゴー(Mango)の姿と断面

国産は、完熟して自然に落ちた実をネットで受け止めて収穫する方法が主流で、濃厚な甘みが特徴です。季節ごとに輸入産地が入れ替わり、一年中手に入ります。

マンゴーの基本データ

分類ウルシ科 マンゴー属 (熱帯果実)
学名Mangifera indica
英名Mango
原産地インド〜インドシナ半島
糖度の目安15〜20度(高め)
酸度の目安0.2〜0.5%(穏やか)
6月・7月
主な産地沖縄・宮崎・鹿児島(輸入はメキシコ・タイ・台湾)

ウルシ科のため、体質によっては口の周りがかぶれることがある。

マンゴーの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産) 斜線=輸入品が出回る時期

マンゴーがもっともおいしい時期は6月・7月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

マンゴーの歴史と名前の由来

インドでは4000年以上前から栽培されてきた果物で、仏教の経典にも登場する神聖な木です。16世紀以降、ポルトガル人によってアフリカや南米へ広がりました。日本では1970年代に沖縄でハウス栽培が始まり、完熟して落ちる実をネットで受ける栽培法が確立しました。マンゴスチン、チェリモヤとともに「世界三大美果」とされます。

マンゴーの主な産地

国内は沖縄県が約5割、宮崎県が約3割を占め、鹿児島が続きます。世界ではインドが約4割を占め、インドネシア、中国、パキスタン、メキシコが続きます。輸入品はメキシコ、タイ、台湾、ペルー産などです。

マンゴーの品種(5品種)

マンゴーには多くの品種があります。交配親・糖度・酸味・旬を一覧にまとめました。

品種交配親糖度酸味特徴
アーウィン
あーうぃん
リッペンスの実生 15〜20度 少ない 5〜8月 国産マンゴーのほとんどを占める品種で、熟すと果皮が赤くなることから「アップルマンゴー」と呼ばれます。濃厚な甘みととろける果肉が特徴で、宮崎県の「太陽のタマゴ」もこの品種です。
キーツ
きーつ
16〜20度 少ない 8〜9月 1〜2kgにもなる大玉品種で、熟しても果皮が緑色のまま。繊維が少なくなめらかで、酸味と甘みのバランスがよい味わいです。
ケント
けんと
16〜20度 少ない 1〜3月 ペルーやメキシコから輸入される品種。果汁が多く繊維が少なく、濃厚な甘さです。
カラバオ(ペリカンマンゴー)
からばお
15〜20度 ほどよい 1〜12月 フィリピンの代表品種で、細長い形がペリカンのくちばしに似ていることから日本では「ペリカンマンゴー」と呼ばれます。さわやかな酸味と甘みがあります。
ナムドクマイ
なむどくまい
17〜20度 ごく少ない 4〜7月 タイで最も人気のある品種のひとつで、名前はタイ語で「花の蜜」を意味します。繊維が少なく、とろけるような甘さです。

おいしいマンゴーの選び方

香りが強く、表面にツヤがあるもの。皮が少しべたつくのは完熟のサイン。

マンゴーの保存方法

硬ければ常温で追熟。食べる2〜3時間前に冷蔵庫で冷やす。

マンゴーの主な栄養成分

β-カロテンビタミンC葉酸

マンゴーの各国語の名前

mangue(仏)・Mango(独)・mango(伊・西)・芒果(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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