あけび(木通)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

山野の果実1/3

世界樹の書庫 くだもの図鑑

あけび

あけび(Akebi)の姿と断面

熟すと果皮が縦に割れ、中から黒い種を包んだ白いゼリー状の果肉が現れます。果肉は種ごと口に含んで甘みを味わい、種は出して食べます。厚い皮はほろ苦く、山形県では肉みそを詰めて焼く郷土料理があります。

あけびの基本データ

分類アケビ科 アケビ属 (山野の果実)
学名Akebia quinata
英名Akebi
原産地日本・朝鮮半島・中国
糖度の目安18〜22度(とても高い)
酸度の目安0.05〜0.15%(ごく穏やか)
9月・10月
主な産地山形(国内の大半)

あけびの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

あけびがもっともおいしい時期は9月・10月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

あけびの歴史と名前の由来

日本の山野に自生するつる植物で、秋の山の恵みとして古くから食べられてきました。名前は実が熟して口を開ける様子から「開け実(あけみ)」が変化したという説があります。丈夫なつるは、かごなどの民芸品(あけび細工)の材料にもなります。山形県では1970年代から栽培が本格化し、国内生産の大部分を占めています。

あけびの主な産地

山形県が国内の大半を占め、秋田・愛媛などでも作られます。

あけびの主な品種

  • アケビ 小葉が5枚の一般的な種類
  • ミツバアケビ 小葉が3枚。果皮の紫色が濃く、栽培品の多くはこの系統
  • ムベ 熟しても割れない常緑の近縁種(トキワアケビ)

おいしいあけびの選び方

皮の色が鮮やかで、割れ始めたもの。

あけびの保存方法

冷蔵して早めに食べる。皮は冷凍もできる。

あけびの主な栄養成分

カリウムビタミンC

あけびの各国語の名前

akebia/chocolate vine(英)・木通(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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