マルメロ(榲桲)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

仁果類4/6

世界樹の書庫 くだもの図鑑

マルメロ

マルメロ(Quince)の姿と断面

かりんに似た洋梨形の果実で、表面に灰白色の綿毛があります。生では硬く酸味と渋みが強いので、ジャム、ゼリー、シロップ漬けに加工します。加熱すると果肉がきれいな紅色に変わります。

マルメロの基本データ

分類バラ科 マルメロ属 (仁果類)
学名Cydonia oblonga
英名Quince
原産地イラン北部〜中央アジア
糖度の目安目安なし
酸度の目安目安なし
10月・11月
主な産地長野(諏訪地方ほか)・青森

生食はできません。糖度・酸度は一般的な目安がないため表示していません。

マルメロの旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

マルメロがもっともおいしい時期は10月・11月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

マルメロの歴史と名前の由来

古代ギリシャ・ローマでは愛と豊穣の象徴とされ、ギリシャ神話の「黄金のりんご」はマルメロだったという説もあります。ポルトガル語で「marmelo」といい、マルメロで作った菓子「マルメラーダ」がマーマレードの語源になりました。日本には1634年に長崎へ伝わったとされ、寒さに強いことから長野県の諏訪地方などで栽培が根づきました。

マルメロの主な産地

長野県(諏訪市・千曲市など)が主産地で、青森・山形でも作られます。世界ではトルコ、中国、ウズベキスタンなどが主産地です。

マルメロの主な品種

  • スミルナ 大実で香りがよい代表品種
  • 在来種(諏訪) 長野県諏訪地方で古くから栽培されている系統

おいしいマルメロの選び方

黄色く熟して香りが強いもの。綿毛は布でふき取って使う。

マルメロの保存方法

常温で香りを楽しみ、早めに加工する。

マルメロの主な栄養成分

ペクチン食物繊維カリウム

マルメロの各国語の名前

coing(仏)・Quitte(独)・mela cotogna(伊)・membrillo(西)・榅桲(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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