夏みかん・甘夏(夏蜜柑)|旬・糖度・品種・歴史がわかる果物図鑑

柑橘類14/22

世界樹の書庫 くだもの図鑑

夏みかん・甘夏

夏みかん・甘夏(Natsumikan)の姿と断面

春から初夏にかけての柑橘。昔ながらの夏みかんは酸味が強くさわやかで、酸味の穏やかな変異種「甘夏」が現在の主流です。厚い皮はマーマレードやピールに向きます。

夏みかん・甘夏の基本データ

分類ミカン科 ミカン属 (柑橘類)
学名Citrus natsudaidai
英名Natsumikan
原産地日本(山口県長門市)
糖度の目安10〜12度(ふつう)
酸度の目安1〜2.5%(強い)
3月・4月
主な産地熊本・鹿児島・愛媛

夏みかん・甘夏の旬はいつ?

123456789101112

濃い色=最盛期 薄い色=出回り期(国産)

夏みかん・甘夏がもっともおいしい時期は3月・4月です。産地や品種、栽培方法によって前後します。

夏みかん・甘夏の歴史と名前の由来

1700年頃、山口県長門市の青海島の海岸に流れ着いた果実の種をまいたのが始まりと伝えられ、文旦の血を引く自然交雑種と考えられています。明治時代には萩の士族が生活の糧として夏みかんを植え、萩の特産になりました。1935年頃に大分県津久見市で酸味の少ない枝変わりが見つかり、「甘夏」として昭和40年代に全国へ広まりました。

夏みかん・甘夏の主な産地

熊本県が約4割で最多、鹿児島・愛媛・和歌山が続きます。山口県萩市の夏みかんは歴史ある特産品です。

夏みかん・甘夏の主な品種

  • 甘夏(川野夏橙) 大分県で見つかった酸味の少ない変異種。現在の主流
  • 紅甘夏 果皮の赤みが強い甘夏の枝変わり
  • 夏みかん(夏橙) 昔ながらの品種。酸味が強く、山口県萩市などで栽培

おいしい夏みかん・甘夏の選び方

ずっしり重く、皮に張りがあるもの。

夏みかん・甘夏の保存方法

風通しのよい冷暗所で保存。

夏みかん・甘夏の主な栄養成分

ビタミンCクエン酸

夏みかん・甘夏の各国語の名前

Natsumikan(英)・夏橙(中)

糖度はBrix値、酸度は滴定酸度のおおよその目安です。品種・熟度・産地・収穫時期によって変わります。産地の順位は近年の統計にもとづく概数です。

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