マンチェゴ|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

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世界樹の書庫 チーズ図鑑 ハード

マンチェゴ

左:マンチェゴの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

ラ・マンチャの羊のチーズ。マルメロの羊羹「メンブリージョ」との組み合わせは、伝統的とされる。

基本データ

読みまんちぇご
原語名Queso Manchego(西)
タイプハード
国・地域スペイン(ラ・マンチャ)
乳羊(マンチェガ種)
固め方凝乳酵素
熟成1.5kg以下は30日以上、ほかは60日以上。最長2年
かたさ4(かたい)
原産地呼称DOP「Queso Manchego」。産地はアルバセテ・シウダ・レアル・クエンカ・トレドの4県のうち、ラ・マンチャ地方の市町村。乳は、登録した群れのマンチェガ種の羊の乳だけ

熟成の長さでかたさが変わるので、資料によってセミハードともハードとも分けられる。

重さ0.4〜4kg。乾物中の脂肪50%以上・たんぱく質30%以上。側面に草を編んだような「プレイタ」、上下の面に花のような「フロール」の模様がある(今は食品用のプラスチックの型でつける)。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー約391〜420kcal
水分約35〜40g
たんぱく質約29〜32g
脂質約30〜32g
炭水化物約0.5〜1g
カルシウム約765〜1200mg
食塩相当量約1.7g

出どころ:スペインの成分表 BEDCA(Matvaretabellen経由)と、スペイン農水省(熟成タイプ)。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

お菓子の材料というより、甘いものといっしょに食べるチーズ。

お菓子との合わせ方

  • メンブリージョスペインマルメロを砂糖で羊羹のように煉ったもの。薄く切って、マンチェゴと交互に並べる。伝統的な組み合わせとされる。

料理での使い方

薄く切ってタパスに。マルコナアーモンドやオリーブ油といっしょに出す。

選び方

本物は、外皮の模様とDOPの表示で見分ける。生乳で作ったものは「アルテサノ(手作り)」と表示できる。

保存方法

冷蔵。食べる30分ほど前に出しておく。

歴史と名前の由来

この地方の牧羊とチーズ作りは古くからあり、『ドン・キホーテ』などの文学にも書かれている(DOPの単一文書)。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。生乳で作るものがある。

同じハードの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:DOPの単一文書(2025年版)、スペイン農水省(食品カード)、Matvaretabellen(BEDCAの値)、農林水産省