マスカルポーネ|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

フレッシュ9/11

世界樹の書庫 チーズ図鑑 フレッシュ

マスカルポーネ

左:マスカルポーネの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

ティラミスのクリームになる、なめらかで酸味の少ないフレッシュチーズ。

基本データ

読みますかるぽーね
原語名Mascarpone(伊)
タイプフレッシュ
国・地域イタリア(ロンバルディア州)
乳牛(クリーム)
固め方酸と熱
熟成熟成させない
かたさ1(とてもやわらかい)
原産地呼称なし(DOPではない)。イタリアの伝統的農産加工品(PAT)

クリームに酸(伝統的には酒石酸)を加えて温め、こして冷やす。レンネットは使わない。食塩相当量は0.1gで、八訂のチーズの中でも塩けがとても少ない。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー273kcal
水分62.4g
たんぱく質4.4g
脂質28.2g
炭水化物4.3g
カルシウム150mg
食塩相当量0.1g

出どころ:八訂(13055)。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

ティラミスのクリームの主な材料。酸味と塩けが少なく、なめらか。チーズケーキにも使う。

代わりに使うなら

クリームチーズで代えると、酸味と塩けが出て、かためになる。

このチーズを使った有名なお菓子

  • ティラミスイタリア・ヴェネト州どこで生まれたかはよく分かっていないが、トレヴィーゾをふるさととする説がある。日本では1990年にブームになった。

保存方法

冷蔵。水分が多く日持ちしないので、開けたら早めに使う。

歴史と名前の由来

ロンバルディア州の特産とされる。名前は、方言でリコッタを指す「マスケルパ」や、ローディ・ミラノ・パヴィアの県境の土地「カッシーナ・マスケルパ」から来たという説などがある。20世紀のはじめには、トレヴィーゾのあたりでも作られていた。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。ティラミスは生の卵を使うことが多く、殺菌していない液卵で698人がサルモネラ食中毒になった例がある。殺菌液卵を使う。

同じフレッシュの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:八訂、Wikipedia(Mascarpone)、在ミラノ総領事館、食品衛生学の統合資料 3-8、農林水産省