ブロッチュ|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

フレッシュ7/11

世界樹の書庫 チーズ図鑑 フレッシュ

ブロッチュ

左:ブロッチュの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

コルシカ島の羊と山羊の乳清から作る、島のチーズケーキ「フィアドーネ」の材料。

基本データ

読みぶろっちゅ
原語名Brocciu(コルシカ語)
タイプフレッシュ
国・地域フランス(コルシカ島)
乳羊・山羊(コルシカ種)
固め方乳清から作る(乳清に生乳を足して温める)
熟成フレッシュは熟成させない(熟成させたものは「パッス」)
かたさ1(とてもやわらかい)
原産地呼称AOP(1996年6月から)。乳・加工・熟成はコルシカ島全体。乳清は羊・山羊のものだけで、生の全乳を足す。羊・山羊はコルシカ種

乳清を温め、生乳を足し、浮いてきた小さな塊をすくって型に入れる。塩も材料。熟成させたものは「パッス(passu)」と呼ぶ。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー約173kcal
水分—
たんぱく質約10g
脂質約13g
炭水化物約4g
カルシウム—
食塩相当量—

出どころ:製品の例(表示・フレッシュ)。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

フィアドーネの主な材料。ふんわり軽く、塩けはひかえめ。

代わりに使うなら

同じく乳清から作るリコッタ。

このチーズを使った有名なお菓子

  • フィアドーネフランス・コルシカ島ブロッチュ・卵・砂糖・レモンの皮を混ぜて、焦がし色に焼く。下に生地を敷かない。

保存方法

冷蔵。フレッシュは日持ちしないので、表示の日付を見て早めに使う。

歴史と名前の由来

生産基準の改正案は、紀元前1世紀のシチリアのディオドロスが書いたコルシカの牧人の暮らし(乳・はちみつ・肉)を引き、作り方はソロモン王から伝わったという言い伝えも紹介している(言い伝えとして)。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。

同じフレッシュの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:INAO(AOPのページ・2026年の単一文書の案)、Corse Net Infos(2025年)、Visit Corsica、製品の表示(fatsecret)、農林水産省