クワルク|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

フレッシュ3/11

世界樹の書庫 チーズ図鑑 フレッシュ

クワルク

左:クワルクの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

ドイツのチーズケーキ「ケーゼクーヘン」を作る、酸味のあるフレッシュチーズ。

基本データ

読みくわるく
原語名Quark(独)
タイプフレッシュ
国・地域ドイツ・中欧
乳牛(脱脂乳)
固め方酸(乳酸菌。レンネットを少し加える)
熟成熟成させない
かたさ1(とてもやわらかい)
原産地呼称なし

加熱殺菌した脱脂乳に乳酸菌と少しのレンネットを加えて固め、遠心分離などで乳清を抜く。水分は約80%。ドイツのチーズ令では、乾物中の脂肪で段階を分ける(脱脂10%未満、半脂肪約20%、クリームを加えた「ザーネクワルク」約40%)。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー約70〜110kcal
水分約80g
たんぱく質約12(脱脂)g
脂質0.2未満〜約16g
炭水化物約4g
カルシウム約110(脱脂)mg
食塩相当量約0.1g

出どころ:製品の表示(aponet・REWE)とSwissmilk。脂肪の段階で大きく変わる。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

ドイツのケーゼクーヘンの主な材料。オランダには、泡立てた生クリームとゼラチンで冷やし固める、クワルクのタルトがある。

代わりに使うなら

フロマージュ・ブランは、味と食感が似ている。

このチーズを使った有名なお菓子

  • ケーゼクーヘンドイツクワルクで作る、焼くチーズケーキ(クワルククーヘンとも)。日本のチーズケーキの手本の一つになったとされる。

選び方

脂肪の段階を表示で確かめる。日本では、明治が2020年から「明治QUARK(クワルク)」を売っている。

保存方法

冷蔵。開けたら早めに使う。

歴史と名前の由来

ドイツ語の「Quark」は14世紀から記録があり、ポーランド語の「twaróg」のような西スラヴの言葉から来たとされる。タキトゥス『ゲルマニア』の「固まった乳」をクワルクとみる説もあるが、酸っぱくなった乳を指すとも考えられる。明治の資料では、ドイツのチーズ消費量の3分の1を占める。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。

同じフレッシュの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:aponet、Swissmilk、REWE(製品の表示)、Wikipedia(Quark)、明治(2020年)、サライ.jp、農林水産省