チェダー|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

ハード3/4

世界樹の書庫 チーズ図鑑 ハード

チェダー

左:チェダーの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

イギリスでいちばん食べられているチーズ。アップルパイにのせて食べる習いもある。

基本データ

読みちぇだー
原語名Cheddar(英)
タイプハード
国・地域イギリス(サマセット)
乳牛
固め方凝乳酵素
熟成ふつうのチェダーは熟成の長さがいろいろ。PDOのものは9か月以上
かたさ4(かたい)
原産地呼称「チェダー」だけの名前は世界中で使える。守られているのはPDO「ウェスト・カントリー・ファームハウス・チェダー」:ドーセット・サマセット・デボン・コーンウォールの4州(カウンティ)の農場で作る。チェダリングは手で行う

資料によってセミハードとも分けられる。

固めたカードに塩をして練り、切って乳清を抜き、積み重ねては裏返す(チェダリング)。オレンジ色のものは、アナトー(ベニノキの種)で色をつけている。PDOのものは、乾物中の脂肪48%以上・水分39%まで。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー390kcal
水分35.3g
たんぱく質25.7g
脂質33.8g
炭水化物1.4g
カルシウム740mg
食塩相当量2.0g

出どころ:八訂(13037)。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

お菓子の材料としての使い方は、出典を確かめられなかったので書かない。

お菓子との合わせ方

  • アップルパイアメリカ(イギリスにもある)アップルパイにチェダーをのせる。「チーズのないアップルパイは、抱きしめのないキスのようだ」という言い回しが、1882年にイギリス人が書いたアメリカ旅行記に「アメリカの婦人」の言葉として出てくる。

料理での使い方

パンにのせて焼く「チーズ・オン・トースト」に、よく使われる(焼くのに向くチーズとされる)。サンドイッチや、マカロニ・アンド・チーズなどの料理にも。

選び方

熟成の長さで味が違う。オレンジ色は色づけで、味の違いではない。

保存方法

冷蔵。切り口を包む。

歴史と名前の由来

チェダー村とその周りでは、15世紀には作られていたとされる(PDOの申請書)。チェダー峡谷の洞窟で熟成させたという言い伝えがある。19世紀、サマセットの酪農家ジョゼフ・ハーディングが作り方をそろえ、「チェダーの父」と呼ばれる。イギリスでいちばん食べられているチーズ(市場の51%)。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。ファームハウスのものには生乳のものがある。塩けがある(食塩相当量2.0g)。

同じハードの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:八訂、英国政府(PDOの申請書)、Wikipedia(Cheddar cheese・Cheese on toast)、I Love Cheese、Barry Popik、農林水産省