フロマージュ・ブラン|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

フレッシュ8/11

世界樹の書庫 チーズ図鑑 フレッシュ

フロマージュ・ブラン

左:フロマージュ・ブランの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

フランス語で「白いチーズ」。砂糖や果物と合わせて、そのままデザートにもなるフレッシュチーズ。

基本データ

読みふろまーじゅぶらん
原語名Fromage blanc(仏)
タイプフレッシュ
国・地域フランス
乳牛(脱脂乳・乳・クリーム)
固め方酸(乳酸菌)
熟成熟成させない
かたさ1(とてもやわらかい)
原産地呼称なし

フランスの政令(2007-628)では、熟成させないチーズで、発酵させたものは主に乳酸発酵したもの。「フレ(frais)」と付けて売るものは、売るときに生きた菌が入っていなければならない。脂肪0%・約3%・約8%の製品があり、エネルギーはそれで大きく変わる。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー約40〜110kcal
水分約85g
たんぱく質約4〜8g
脂質0.2〜約8g
炭水化物約4〜5g
カルシウム約110〜120mg
食塩相当量約0.1g

出どころ:フランスの成分表(Ciqual 2013)と製品の表示。脂肪0%・約3%・約8%で大きく変わる。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

砂糖や果物、ジャムと合わせて、そのままデザートにする。アルザスでは、フロマージュ・ブランを詰めてタルトを焼く。

代わりに使うなら

クワルクは、味と食感が似ている。

このチーズを使った有名なお菓子

  • タルト・オ・フロマージュ・ブランフランス・アルザスフロマージュ・ブランを詰めて焼くタルト。アルザスの郷土菓子で、ドイツ風のチーズケーキにあたる。

選び方

脂肪の割合を表示で確かめる。

保存方法

冷蔵。開けたら早めに使う。

歴史と名前の由来

フランス語で「白いチーズ」。フランス北部とベルギー南部で生まれた、酸で固めるフレッシュチーズとされる。ベルギーでは「マケ」とも呼ぶ。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。

同じフレッシュの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:Légifrance(政令2007-628)、Ciqual 2013(ANSES)、Open Food Facts、Wikipedia(Fromage blanc・Alsatian cuisine)、CROQ(2025年)、農林水産省