チェナ|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

フレッシュ4/11

世界樹の書庫 チーズ図鑑 フレッシュ

チェナ

左:チェナの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

ラスグッラやサンデーシュになる、インドとバングラデシュのやわらかいチーズ。

基本データ

読みちぇな
原語名Chhena
タイプフレッシュ
国・地域インド・バングラデシュ
乳牛・水牛
固め方酸と熱
熟成熟成させない
かたさ1(とてもやわらかい)
原産地呼称チェナそのものにはない。インドの地理的表示(GI)は、お菓子のほう(「バングラール・ロショゴッラ」西ベンガル・2017年/「オリッサ・ラサゴラ」オリッサ州・2019年)

パニールは、チェナを重しで押してかたくした近いもの。

乳を約10分沸かし、75〜80℃に下がったところでレモン汁や前に作った乳清を加えて固め、モスリンでこす。お菓子には主に牛乳を使う(水牛の乳だけだと、かたくなりやすい)。押さずに、温かいうちに練ってなめらかにする。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー約258kcal
水分約52g
たんぱく質約18.9g
脂質約14.8g
炭水化物約12.4g
カルシウム—
食塩相当量—

出どころ:参考:インドの成分表 IFCT 2017「Paneer」(地方名にChhenaを含む。炭水化物は差し引き)。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

練って丸め、砂糖のシロップで煮るとラスグッラ。砂糖と練って形を作るとサンデーシュ。ほかに、チェナ・ポーダ(オリッサの焼き菓子)、ラスマライ。

代わりに使うなら

日本では手作りがふつう(牛乳とレモン汁)。押し固めたパニールでは、練ってもなめらかになりにくい。

このチーズを使った有名なお菓子

  • ラスグッラインド・西ベンガルとオリッサコルカタのノビン・チャンドラ・ダスが1868年に広めたとされる一方、オリッサではプリーのジャガナート寺院のお供えに由来するとされ、発祥は争われている。
  • サンデーシュインド・ベンガル地方チェナで、いちばんよく作られるお菓子とされる。

保存方法

冷蔵。作ったら早めに使う。

歴史と名前の由来

17世紀にポルトガル人が、乳を酸で固める方法をベンガルに伝えたという説がある(一つの説)。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。

同じフレッシュの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:Wikipedia(Chhena・Rasgulla)、Moneylife、GKToday、IFCT 2017、農林水産省