ブルーノスト|タイプ・産地・お菓子での使い方がわかるチーズ図鑑

フレッシュ6/11

世界樹の書庫 チーズ図鑑 フレッシュ

ブルーノスト

左:ブルーノストの姿 右:ルーペで見た切り口(イメージ)

乳糖がカラメル化した、茶色くて甘いノルウェーのチーズ。ワッフルにのせて食べる。

基本データ

読みぶるーのすと
原語名Brunost(ノルウェー語)
タイプフレッシュ
国・地域ノルウェー
乳牛・山羊(乳清・乳・クリーム)
固め方乳清を煮詰める(乳やクリームを加える)
熟成熟成させない(何時間も煮詰めて作る)
かたさ3(ふつう)
原産地呼称確かめた範囲では見当たらない

乳清を煮詰めて作る。7つのタイプの外にあるが、この図鑑ではフレッシュに置く。WHOとFAOの決まりでは厳密にはチーズでないが、ノルウェーではチーズに入れている。

乳清に乳やクリームを加え、何時間も煮て水を飛ばす。乳糖のカラメル化で茶色く甘い。糖が多い(炭水化物約30g)。いちばん人気はグドブランスダールスオスト(牛と山羊の乳・クリーム・乳清)。山羊の乳を使わないフレートミースオスト、乳清と山羊の乳だけのエクテ・イェイトウストもある。水分が30%より多く塗れるものは「プリム」と呼ぶ。

成分の目安(100gあたり)

エネルギー約412kcal
水分—
たんぱく質約10g
脂質約28g
炭水化物約30g
カルシウム—
食塩相当量—

出どころ:ノルウェーの成分表(Matvaretabellen)の「グドブランスダールスオスト」。製品や熟成の長さで差があります。

製菓での使い方

薄く切ってワッフルやパンにのせる。すりおろしてアイスクリームにかける。アイスクリーム、パンナコッタ、お菓子の香りづけにも。

お菓子との合わせ方

  • ノルウェーのワッフル(ヴァーフレル)ノルウェーハート形のワッフルに、薄く切ってのせる。ジャムやサワークリームと一緒にも。

料理での使い方

パンやクラッカーにのせる(お弁当の定番)。ジビエのソースにも使う。

保存方法

冷蔵。切り口を包む。

歴史と名前の由来

乳清を煮詰める食べ物は、15世紀の資料にも出てくる。1863年、グドブランスダールの山の放牧小屋で働いていたアンネ・ホーヴ(当時17歳)が、乳清にクリームを加えたのが、今のブルーノストのもととされる。1933年、87歳で国王から勲章を受けた。1908年に、トレッテンで工場での生産が始まった。

気をつけること乳はアレルギー表示の特定原材料(義務)。農林水産省は、加熱殺菌していない乳で作ったナチュラルチーズなどで、海外でリステリア菌による食中毒が起きているとして、妊娠中の人は食べるのを避けるよう呼びかけている。殺菌しているかどうかは、表示で確かめる。乳糖が多い。

同じフレッシュの仲間

ほかのチーズと並べて比べたいときは、チーズ図鑑へ。

出典:Store norske leksikon、TINE、OsloMet、Wikipedia(Brunost)、Matvaretabellen、農林水産省