食品学 総まとめ
直前総まとめ
はじめに
本章は、試験の直前に食品学の全体を短時間で見直すためのまとめである。新しい内容は加えず、第1章から第14章までの要点を、数値、まぎらわしい用語、対応表、ひっかけ問題の4つの形に整理し直した。
食品学の出題は、「数値を正確に覚えているか」「似た言葉を区別できるか」「食品と成分の組み合わせを知っているか」の3つに集約される。表を上から順に、隠しながら答えていく使い方をすすめる。詳しく確認したい項目は、括弧内の章に戻って読み直してほしい。
1. 数値の一覧
1-1. 食品の成分と性質
| 項目 | 数値 | 章 |
|---|---|---|
| アトウォーター係数 | 炭水化物 4・たんぱく質 4・脂質 9 kcal/g(水分は0) | 1 |
| 日本食品標準成分表の食品群 | 18群(八訂 増補2023年) | 1 |
| 成分表の値の単位 | 可食部100gあたり | 1 |
| 水分活性の最大値 | 1.00(純水) | 2 |
| ほとんどの微生物が増殖できない水分活性 | 0.60未満 | 2 |
| 増殖できる水分活性の下限 | 細菌 約0.90、酵母 約0.88、カビ 約0.80 | 2 |
| 中間水分食品 | 水分活性 約0.65〜0.85 | 2 |
| 多くの細菌の至適pH | 7付近(中性) | 2 |
| うるち米のでんぷん | アミロース約20%・アミロペクチン約80% | 3・6 |
| もち米のでんぷん | アミロペクチンほぼ100% | 3・6 |
| でんぷんが老化しやすい条件 | 水分30〜60%、温度0〜5℃ | 3 |
| カゼインの等電点 | pH4.6付近 | 3・10 |
| メイラード反応が最も進む水分活性 | 約0.6〜0.8 | 5 |
| カラメル化(ショ糖) | 約160℃を超えると進む | 5 |
1-2. 個々の食品
| 項目 | 数値 | 章 |
|---|---|---|
| 小麦粉の炭水化物 | 約70〜75% | 6 |
| 強力粉・薄力粉のたんぱく質(目安) | 強力粉 約11.5〜13%、薄力粉 約6.5〜9% | 6 |
| 大豆(乾) | たんぱく質約34%・脂質約20%、でんぷんほぼなし | 7 |
| あずき(乾) | 炭水化物約60%、たんぱく質約20% | 7 |
| くるみ(いり)の脂質 | 約69%(くりは約0.5%) | 7 |
| 緑黄色野菜の基準 | カロテン600μg以上(100gあたり) | 8 |
| ペクチンのゲル化(高メトキシル) | 糖約55〜65%以上、pH約3前後 | 8 |
| 卵の重量の割合 | 卵殻:卵白:卵黄 = 1:6:3 | 9 |
| 卵白の水分・卵黄の脂質 | 卵白の水分約88%、卵黄の脂質約34% | 9 |
| オボアルブミン | 卵白たんぱく質の約54% | 9 |
| 卵の凝固開始温度 | 卵白 約60℃、卵黄 約65℃ | 9 |
| 普通牛乳 | 水分87.4、たんぱく質3.3、脂質3.8、炭水化物4.8(g/100g) | 10 |
| 牛乳のたんぱく質 | カゼイン約80%・乳清たんぱく質約20% | 10 |
1-3. 規格・基準
| 項目 | 数値 | 章 |
|---|---|---|
| 牛乳 | 無脂乳固形分8.0%以上・乳脂肪分3.0%以上 | 10 |
| 低脂肪牛乳 | 乳脂肪分0.5%以上1.5%以下 | 10 |
| 無脂肪牛乳 | 乳脂肪分0.5%未満 | 10 |
| クリーム | 乳脂肪分18.0%以上 | 10 |
| バター | 乳脂肪分80.0%以上・水分17.0%以下 | 10 |
| アイスクリーム | 乳固形分15.0%以上・うち乳脂肪分8.0%以上 | 10 |
| アイスミルク | 乳固形分10.0%以上・うち乳脂肪分3.0%以上 | 10 |
| ラクトアイス | 乳固形分3.0%以上 | 10 |
| マーガリン | 油脂80%以上(80%未満はファットスプレッド) | 10 |
| 牛乳の殺菌(乳等命令) | 63℃で30分間、または同等以上 | 10 |
| 超高温瞬間殺菌 | 120〜150℃で1〜3秒 | 10 |
| 冷蔵 | 0〜10℃ | 12 |
| 冷凍食品の保存基準(食品衛生法) | −15℃以下(国際規格・業界の基準は−18℃以下) | 12 |
| 最大氷結晶生成帯 | 約−1〜−5℃ | 12 |
| 低酸性の缶詰・レトルトの殺菌 | 中心部120℃で4分間、または同等以上 | 12 |
| 酒類 | アルコール分1度以上 | 11 |
1-4. 表示と社会
| 項目 | 数値 | 章 |
|---|---|---|
| 食品表示法の施行 | 平成27年(2015年)4月1日 | 13 |
| 特定原材料(表示義務) | 9品目 | 13 |
| 特定原材料に準ずるもの(表示推奨) | 20品目 | 13 |
| 栄養成分表示の義務項目 | 5項目 | 13 |
| 遺伝子組換え表示の対象 | 9農産物・33加工食品群 | 13 |
| 「カロリーゼロ」の基準 | 100gあたり5kcal未満 | 13 |
| 「糖類ゼロ」の基準 | 100gあたり0.5g未満 | 13 |
| 栄養機能食品の対象 | ビタミン13種類・ミネラル6種類・n-3系脂肪酸 | 13 |
| カロリーベース総合食料自給率 | 37%(令和7年度) | 14 |
| 生産額ベース総合食料自給率 | 66%(令和7年度) | 14 |
| 摂取熱量ベース食料自給率 | 45%(令和7年度) | 14 |
| 小麦の自給率 | 約16% | 14 |
| 昭和40年度のカロリーベース自給率 | 73% | 14 |
2. まぎらわしい用語の整理
2-1. 食品の機能
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 一次機能 | 栄養機能(栄養素の供給) |
| 二次機能 | 嗜好機能(色・味・香り・食感) |
| 三次機能 | 生体調節機能(体の調子を整える) |
2-2. 水
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 自由水 | 動ける。0℃で凍る。蒸発する。微生物が利用できる |
| 結合水 | 動けない。凍りにくい。蒸発しにくい。微生物は利用できない |
2-3. 糖とでんぷん
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 還元糖 | 単糖類、麦芽糖、乳糖。メイラード反応を起こす |
| 非還元糖 | ショ糖、トレハロース |
| アミロース | 直鎖。ヨウ素で青。老化しやすい |
| アミロペクチン | 枝分かれ。ヨウ素で赤紫。粘りが強い |
| グリコーゲン | 動物の貯蔵多糖。アミロペクチンより枝分かれが多い |
| 糊化(α化) | 水と熱で、でんぷんがやわらかく粘りが出る |
| 老化(β化) | 糊化したでんぷんが再びかたくなる |
| デキストリン化 | 水なしで高温加熱し、でんぷんが分解される |
2-4. 褐変
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 酵素的褐変 | ポリフェノールオキシダーゼ。メラニン。りんごの切り口、紅茶 |
| メイラード反応 | 酵素なし。還元糖+アミノ化合物。メラノイジン。焼き色、みそ・しょうゆ |
| カラメル化 | 酵素なし。糖だけを高温で加熱。カラメル |
2-5. 変質
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 腐敗 | 微生物がたんぱく質を分解。悪臭・有害物質 |
| 変敗 | 微生物などが炭水化物・脂質を変化させる |
| 酸敗 | 油脂が酸化・加水分解して劣化する |
| 発酵 | 微生物の働きで有用なものができる |
| 自己消化 | 食品自身の酵素で分解される(肉の熟成) |
2-6. 色素と色の変化
| 用語 | 違い |
|---|---|
| アントシアニン | 水溶性。酸性で赤、アルカリ性で青 |
| フラボノイド | 水溶性。アルカリ性で黄 |
| クロロフィル | 脂溶性。中心にマグネシウム。酸で黄褐色(フェオフィチン) |
| カロテノイド | 脂溶性。黄〜赤。熱に比較的強い |
| オキシミオグロビン | 肉が空気にふれた鮮赤色 |
| メトミオグロビン | 時間がたった肉の褐色 |
| メトミオクロモーゲン | 加熱した肉の灰褐色 |
| ニトロソミオクロモーゲン | ハム・ソーセージの桃赤色 |
2-7. 味の相互作用
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 対比効果 | 少量の別の味で、主の味が強まる(おしるこに塩) |
| 抑制効果 | 一方の味で、もう一方が弱まる(コーヒーに砂糖) |
| 相乗効果 | 同系統の味を合わせてはるかに強まる(こんぶ+かつお節) |
| 変調効果 | 前に食べたものの影響で味が変わる(歯みがきのあとのみかん) |
2-8. いも・穀類・食品の分類
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 塊根 | 根が肥大。さつまいも |
| 塊茎 | 地下の茎が肥大。じゃがいも、さといも、こんにゃくいも |
| 強力粉・薄力粉の区別 | たんぱく質の量 |
| 特等・1等・2等の区別 | 灰分の量 |
| グリアジン | 粘着性・伸展性 |
| グルテニン | 弾力性 |
| 仁果類 | りんご、なし、びわ |
| 核果類 | もも、うめ、さくらんぼ |
| 準仁果類 | かき、柑橘類 |
| 漿果類 | ぶどう、いちじく、キウイフルーツ |
2-9. エマルション
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 水中油滴型(O/W型) | 牛乳、生クリーム、マヨネーズ |
| 油中水滴型(W/O型) | バター、マーガリン |
2-10. 糖の種類
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 分蜜糖 | 糖蜜を分ける。グラニュー糖、上白糖、三温糖、白双糖 |
| 含蜜糖 | 糖蜜を分けない。黒糖、和三盆 |
| グラニュー糖 | さらさら。純度が高い |
| 上白糖 | 転化糖液でしっとり。焼き色がつきやすい |
2-11. 保存
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 急速凍結 | 氷の結晶が小さい。ドリップが少ない |
| 緩慢凍結 | 氷の結晶が大きい。ドリップが多い |
| 噴霧乾燥 | 霧状にして乾かす(粉乳) |
| 真空凍結乾燥 | 凍らせて減圧し、氷を昇華させる。復元性がよい |
| 脱酸素剤 | 酸素を吸収(カビ・酸化を防ぐ) |
| 乾燥剤 | 湿気を吸収(しけを防ぐ) |
2-12. 表示と保健機能食品
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 消費期限 | 安全に食べられる期限。劣化が速い食品 |
| 賞味期限 | おいしく食べられる期限。劣化が遅い食品 |
| 特定保健用食品 | 消費者庁長官の許可 |
| 機能性表示食品 | 消費者庁長官への届出 |
| 栄養機能食品 | 許可も届出も不要(自己認証) |
| 特別用途食品 | 消費者庁長官の許可(健康増進法) |
2-13. 食料自給率
| 用語 | 違い |
|---|---|
| 品目別自給率 | 重量で計算 |
| カロリーベース | 熱量で計算(37%) |
| 生産額ベース | 金額で計算(66%) |
| 摂取熱量ベース | 平時に必要な摂取熱量が分母(45%)。令和7年に新設 |
| 食料国産率 | 輸入飼料の分を差し引かない |
3. 対応表
3-1. 色素と食品
| 色素 | 食品 |
|---|---|
| β-カロテン | にんじん、かぼちゃ |
| リコピン | トマト、すいか |
| ルテイン | 卵黄 |
| カプサンチン | 赤唐辛子、パプリカ |
| アスタキサンチン | えび、かに、さけ |
| β-クリプトキサンチン | 温州みかん |
| クロロフィル | 青菜、抹茶、ピスタチオ |
| アントシアニン | なす(ナスニン)、黒豆、しそ、いちご、ぶどう |
| フラボノイド | 玉ねぎ(ケルセチン)、そば(ルチン)、みかん(ヘスペリジン) |
| クロシン | サフラン、くちなし |
| テアフラビン | 紅茶 |
| フィコエリトリン | のり |
3-2. 味の成分と食品
| 成分 | 食品 |
|---|---|
| グルタミン酸 | こんぶ、トマト |
| イノシン酸 | かつお節、肉、魚 |
| グアニル酸 | 干ししいたけ |
| コハク酸 | 貝類 |
| カフェイン | 茶、コーヒー |
| テオブロミン | カカオ |
| ナリンギン | グレープフルーツ |
| フムロン | ビール |
| カプサイシン | 唐辛子 |
| ピペリン | こしょう |
| アリルイソチオシアネート | わさび、からし |
| ジンゲロール | しょうが |
| タンニン(カテキン) | 茶、渋柿 |
| ホモゲンチジン酸 | たけのこ |
| テアニン | 玉露、抹茶(うま味) |
3-3. 香りの成分と食品
| 成分 | 食品 |
|---|---|
| リモネン | 柑橘類 |
| 酢酸イソアミル | バナナ |
| γ-ウンデカラクトン | もも |
| バニリン | バニラ |
| シンナムアルデヒド | シナモン |
| ベンズアルデヒド | 杏仁、アーモンド |
| クマリン | 桜の葉(塩漬け) |
| マツタケオール、ケイ皮酸メチル | まつたけ(別の物質) |
| レンチオニン | 干ししいたけ |
| ジアセチル | 発酵バター、ヨーグルト |
| トリメチルアミン | 魚の生臭さ |
| メントール | ハッカ |
3-4. 酵素と働き
| 酵素 | 働き・食品 |
|---|---|
| アミラーゼ | でんぷんを分解(さつまいも、やまのいも、だいこん、麦芽) |
| プロテアーゼ | たんぱく質を分解(肉の熟成) |
| リパーゼ | 脂質を分解 |
| ポリフェノールオキシダーゼ | 酵素的褐変 |
| チロシナーゼ | じゃがいもの褐変 |
| インベルターゼ | ショ糖をブドウ糖と果糖に分解(転化糖) |
| キモシン(レンネット) | カゼインを凝固(チーズ) |
| ブロメライン | パイナップル |
| アクチニジン | キウイフルーツ |
| パパイン | パパイヤ |
| フィシン | いちじく |
3-5. 微生物と食品
| 微生物 | 食品 |
|---|---|
| こうじかび | 清酒、みそ、しょうゆ、みりん |
| 青かび | ブルーチーズ |
| 白かび | カマンベール |
| かつお節かび | かつお節 |
| 酵母 | パン、清酒、ビール、ワイン |
| 乳酸菌 | ヨーグルト、チーズ、漬物 |
| 酢酸菌 | 食酢 |
| 納豆菌 | 納豆 |
3-6. たんぱく質と食品
| たんぱく質 | 食品 |
|---|---|
| グリアジン・グルテニン | 小麦 |
| オリゼニン | 米 |
| ツェイン | とうもろこし |
| ホルデイン | 大麦 |
| グリシニン | 大豆 |
| オボアルブミン | 卵白 |
| カゼイン | 牛乳 |
| ミオシン・アクチン | 筋肉 |
| ミオグロビン | 筋肉の色 |
| コラーゲン | 皮・骨・すじ(加熱でゼラチン) |
3-7. 多糖類と原料
| 多糖類 | 原料 |
|---|---|
| 寒天 | てんぐさ、おごのり(紅藻) |
| カラギーナン | すぎのり、つのまた(紅藻) |
| アルギン酸 | こんぶ、わかめ(褐藻) |
| グルコマンナン | こんにゃくいも |
| ペクチン | 果実(りんご、柑橘の皮) |
| ガラクタン | さといも(ぬめり) |
| キチン | えび・かにの殻、きのこ |
| イヌリン | ごぼう |
| β-グルカン | 大麦、えん麦、きのこ |
3-8. 菓子に使う洋酒
| 洋酒 | 原料 |
|---|---|
| ブランデー | ぶどう |
| カルヴァドス | りんご |
| キルシュ | さくらんぼ |
| ラム | さとうきび |
| グラン・マルニエ、コアントロー | オレンジ |
4. 製菓とのつながり(振り返り)
食品学で学んだことは、菓子づくりのあらゆる場面につながっている。
| 菓子づくりの場面 | 食品学の知識 | 章 |
|---|---|---|
| ジャム・ようかんが日持ちする | 砂糖が自由水を減らし、水分活性を下げる | 2 |
| 求肥がかたくなりにくい | 砂糖がでんぷんの老化を抑える | 3 |
| 紫いもの生地が青緑になる | アントシアニンがアルカリで青くなる | 4 |
| どら焼きの皮がこんがり色づく | 還元糖によるメイラード反応 | 5 |
| 上新粉と白玉粉で食感が違う | うるち米ともち米のでんぷんの違い | 6 |
| あんがさらりとなめらか | あん粒子がでんぷんを閉じこめる | 7 |
| 生のパイナップルでゼリーが固まらない | プロテアーゼがゼラチンを分解する | 8 |
| メレンゲに油が入ると泡立たない | 油脂が卵白の起泡を妨げる | 9 |
| 生クリームを泡立てすぎるとバターになる | O/W型からW/O型への転相 | 10 |
| 塩キャラメルがおいしい | 味の対比効果 | 4・11 |
| 焼き菓子の袋に脱酸素剤と乾燥剤 | 酸化・カビの防止と、吸湿の防止 | 12 |
| 生菓子は消費期限、焼き菓子は賞味期限 | 水分活性と劣化の速さ | 13 |
| 菓子の原料の多くは輸入 | 小麦・油脂・カカオの自給率 | 14 |
材料を「成分のかたまり」として見る目を持てば、配合を変えたときに何が起こるかを予測でき、失敗の原因も説明できるようになる。食品学は、試験のための暗記科目であると同時に、菓子づくりの理由を教えてくれる科目である。
試験対策:ひっかけ問題BEST20
試験に出る文です。正しい文(○)と間違った文(×)がまざっています。選んでから答えを確かめてください。
Q1結合水は、微生物の増殖に利用される
Q2令和7年度のカロリーベース総合食料自給率は37%、生産額ベースは66%、摂取熱量ベースは45%である
Q3ステンレス釜でつくったほしひじきの鉄は、鉄釜でつくったものより大幅に少ない
Q4ショ糖は還元糖である
Q5アレルゲンの特定原材料(表示義務)は、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生・カシューナッツの9品目である
Q6牛乳の固形分で最も多いのはたんぱく質である
Q7大豆はでんぷんを多く含むため、あんの原料になる
Q9日本のカロリーベース総合食料自給率は約60%である
Q10特定保健用食品は、消費者庁長官への届出で販売できる
Q11メイラード反応は酵素的褐変で、メラニンが生じる
Q12アントシアニンは、酸性で青色、アルカリ性で赤色になる
Q13水分活性が高いほど、微生物は増殖しにくい
Q14寒天は、褐藻類のこんぶからつくられるたんぱく質である
Q15日本で放射線照射が認められているのは、香辛料の殺菌である
Q16食品の二次機能は、生体調節機能である
Q17機能性表示食品では、令和6年9月から健康被害の情報の報告が義務づけられた
Q18食品衛生法の冷凍食品の保存基準は−15℃以下である
Q19新しい卵は、食塩水に入れると浮く
Q20腐敗とは、食品自身の酵素で成分が分解されることである
Q21卵の重量の割合は、卵殻:卵白:卵黄=1:3:6である
Q22遺伝子組換え表示の対象の農産物は、からしなを含む9品目である
Q23乳等省令は、令和6年4月から『乳等命令』に名称が変わった
Q25バターは水中油滴型(O/W型)のエマルションである
Q26小麦粉の等級は、たんぱく質の量で分けられる
Q27現在の日本食品標準成分表は2020年版(八訂)増補2023年で、エネルギーは組成にもとづく成分から計算されている
まとめ
食品学は、食品の成分(第1〜5章)、種類(第6〜11章)、加工・保存・表示・需給(第12〜14章)の3つの柱からなる。
第一部では、食品の三つの機能、成分表の読み方、水分活性、炭水化物・たんぱく質・脂質の性質、色・味・香りの成分、褐変と変質のしくみを学んだ。第二部では、穀類、いも・豆・種実、野菜・果実・きのこ・藻類、肉・魚・卵、乳と油脂、砂糖・調味料・香辛料・嗜好飲料の特徴を、成分の知識と結びつけて学んだ。第三部では、発酵と保存の方法、食品表示と保健機能食品、食料自給率を学んだ。
試験の直前には、本章の数値の一覧とまぎらわしい用語の表を確認し、ひっかけ問題で「どこが入れかえられているか」を見抜く練習をしてほしい。特に、制度の改正によって答えが変わった項目(特定原材料9品目、遺伝子組換え9品目、乳等命令、食料自給率の最新値)は、古い問題集の答えをそのまま覚えないように注意する。
※ 本書は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年、令和7年度の食料自給率(令和8年8月公表)、令和8年4月施行の改正食品表示基準にもとづいています。

